英国ニットの魅力や歴史

英国ニットの魅力と歴史|伝統が生み出す上質な一枚


英国ニットの起源は中世にまでさかのぼり、漁師や労働者の日常着として実用性を重視したセーターやカーディガンが誕生しました。特にスコットランドやアイルランドの沿岸地域は、羊毛産業の中心地として知られ、寒冷な気候に適応した厚手で保温性の高いニットが発展。

17世紀にはスコットランドのシェットランド諸島で編まれた軽量なシェットランドウールのニットがヨーロッパ中に広まり、19世紀にはアラン諸島で誕生した独自のケーブル編み模様のセーターがアイコンとなりました。
英国ニットは、王室や貴族階級にも愛され、ファッションとしての地位を確立していきました。

英国ニットの歴史を年表で紹介

中世:羊毛産業の発展

17世紀:シェットランドウールの台頭

19世紀:アラン諸島の漁師セーター誕生

20世紀初頭:フェアアイル柄がファッションとして広まる

20世紀後半:英国王室や著名人が英国ニットを愛用

現代:サステナブル素材・クラシックデザインで再評価

英国ニットの魅力

上質な天然素材
英国産ウールは油分を多く含み、保温性・耐久性に優れているのが特徴。シェットランドウールやラムズウールなど、多様な羊毛が高品質なニットを支えています。

伝統的な編み模様
アラン編み、フェアアイル柄、ガーンジーセーターなど、地域ごとに独自のパターンや編み方が受け継がれています。

長年愛用できる耐久性
丁寧な手仕事や老舗工場の職人技術により、英国ニットは使い込むほどに風合いが増し、長年愛用できる点が魅力。

タイムレスなデザイン
トレンドに左右されない普遍的なデザインで、世代を超えて愛され続けています。

代表的な英国ニットブランド

John Smedley(ジョンスメドレー)
1784年創業。世界最古のニットブランドで、上質なメリノウールやシーアイランドコットンを使用した薄手のニットウェアが人気。

Inverallan(インバーアラン)
スコットランドの老舗ハンドニットメーカー。1枚のセーターに約90時間を費やす手編み技術で知られる。

Jamieson’s(ジャミーソンズ)
シェットランド諸島発祥のブランド。自社で羊毛の飼育から紡績まで一貫生産するこだわりで有名。

Harley of Scotland(ハーレーオブスコットランド)
1929年創業。無縫製のシームレスニットで軽やかな着心地を実現。

Corgi(コーギー)
英国王室御用達の老舗ニット・ソックスブランド。鮮やかな色使いが特徴。

英国ニットの種類と特徴

アランセーター
アイルランドのアラン諸島発祥。ケーブル編みの立体的な模様が特徴で、漁師の防寒着として愛用されました。

フェアアイルセーター
スコットランドのフェア島発祥の多色編み模様。英国王室にも愛され、伝統的な色使いが魅力です。

ガーンジーセーター
イングランド・ガーンジー島の漁師が着用していた耐久性の高いセーター。機能性と歴史を感じるデザイン。

シェットランドセーター
軽く柔らかいシェットランドウールを使用。英国カントリースタイルの定番。



英国ニットの買取需要と価値

英国老舗ブランドのニットは、高品質・希少性の高さから中古市場でも安定した人気があります。特に以下の条件であれば高価買取の可能性が高まります。

  • 人気ブランド(ジョンスメドレー、インバーアラン、ジャミーソンズなど)
  • 限定色やクラシックなフェアアイル柄など希少なデザイン
  • 使用感が少なく状態が良好
  • オリジナルタグや付属品付き

高価買取が期待できる英国ニットブランドおすすめ10選

  • John Smedley(ジョンスメドレー)
  • Inverallan(インバーアラン)
  • Jamieson’s(ジャミーソンズ)
  • Harley of Scotland(ハーレーオブスコットランド)
  • ANDERSON & CO(アンダーソン&コー)
  • GRENFELL KNITWEAR(グレンフェル ニットウェア)
  • William Lockie(ウィリアムロッキー)
  • Drumohr(ドルモア)
  • Johnstons of Elgin(ジョンストンズ オブ エルガン
  • Peter Blance(ピーターブランス)

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